令和4年度に伊都国歴史博物館で開催された冬季企画展「伊都国を支えた邑々(むらむら)―集落から見た伊都国の様相―」では、伊都国の豊かな歴史と文化を集落の視点から探るユニークな展示が行われました。本展は、その魅力的な内容によって多くの来場者を魅了しました。
本展では、弥生時代の集落遺跡が多く発見されている糸島地域を中心に、伊都国の繁栄を示す遺構や遺物が紹介されました。遺跡を通じて当時の人々の暮らしの実態に迫り、集落から見た伊都国の様相を学べる内容となっていました。
展覧会は令和5年2月4日(土曜日)から3月26日(日曜日)までの間、糸島市立伊都国歴史博物館にて開催されました。月曜日は休館日となっており、開館時間は毎日9時から17時まで(最終入館は16時30分)でした。
本展では、伊都国の集落遺跡から出土した様々な品々が展示され、来場者は当時の生活を具体的にイメージすることができました。例えば、上鑵子遺跡からの動物形の出土品や、浦志遺跡A地点から出土した小銅鐸など、歴史の中に眠る物語を発見する楽しさがありました。
本展に関連して、伊都国の集落に関する講座や、糸島高等学校歴史部によるポスターセッションが行われました。岡部裕俊館長による「見どころ解説ミュージアムトーク」は、展示の理解を深める絶好の機会を提供しました。
伊都国歴史博物館は福岡県糸島市井原916に位置し、アクセスも便利です。入館料は、大人220円(団体料金110円)、高校生110円(団体料金50円)で、小中学生や65歳以上の方は無料です。身体障害者手帳を提示する方とその付添人1名まで無料となっています。
展覧会の開催時期は季節的にも訪れやすい冬の季節。月曜日が休館日となるため、訪問の際は曜日に注意が必要です。また、関連イベントも含め、事前予約が必要なものと不要なものがあるため、訪問計画を立てる際は公式の案内を参照することが推奨されます。
「【終了しました】令和4年度伊都国歴史博物館冬季企画展『伊都国を支えた邑々(むらむら)―集落から見た伊都国の様相―』」は、伊都国の歴史に理解を深める絶好の機会を提供しました。来場者は、集落の視点から歴史を探る楽しさを体感し、伊都国がどのようにして発展し、繁栄したのかを知ることができました。来年度以降の企画展も期待されるところです。
福岡県糸島市井原916