福岡県糸島市にある伊都国歴史博物館が、特別な展示を開催中です。この展示では、「クジラを描いた弥生絵画土器」が特別公開されています。この土器は弥生時代後期前半に制作されたもので、クジラのイメージが描かれている点が非常に珍しく、国内では2例目とされています。
この特別展示では、福岡県深江城崎遺跡で発掘された中形壺を展示しています。この壺には、クジラと見られる図が描かれており、長崎県の原の辻遺跡に次ぐ国内2例目の発見となります。土器に描かれた図は、クジラという豊かな自然資源に対する感謝や再びその恩恵を得るための祈りを表現していると考えられています。
この貴重な土器は、2023年4月26日(水曜日)から伊都国歴史博物館で特別公開中です。多くの訪問者から好評を博し、展示期間が延長されました。訪れることで弥生時代の文化やその暮らしの一端を直接感じ取ることができます。
この土器の発見は、弥生時代の文化を新たに考察する貴重な資料となります。古代の人々がどのように自然と関わり、その恩恵をどう受け止めていたのかを直に感じることができます。また、国内で2例しかないクジラを描いた弥生絵画土器という点で、非常に貴重な展示です。
福岡県糸島市に位置する伊都国歴史博物館は、公共交通機関や自家用車でのアクセスが便利です。地域文化と歴史を深く理解できる博物館での訪問は、新しい視点を提供するでしょう。
公開期間は2023年4月26日(水曜日)からで、月曜が休館日です(ただし月曜が祝日の場合は翌平日が休館)。開館時間は9時から17時までで、最終入館は16時30分です。通常の入館料は大人220円(団体料金あり)、高校生110円となっており、小中学生や65歳以上は無料です。
会場は福岡県糸島市井原にある「糸島市立伊都国歴史博物館」です。公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅からのアクセス情報を確認すると便利です。お問い合わせは092-322-7083までお願いします。
伊都国歴史博物館での「クジラを描いた弥生絵画土器」特別展示は、弥生時代の生活や文化について深く学ぶ絶好の機会です。古代の人々の自然に対する視点を垣間見ることができるこの展示は、国内でも貴重な経験を提供します。福岡県を訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。
福岡県糸島市井原916