広島県広島市中区中島町にある「原爆の子の像」は、平和記念公園内に設置されている像です。この像は、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め、平和を築くための運動が始まり、全国からの募金で完成しました。像のモデルは、原爆被害による白血病で亡くなった少女、佐々木禎子さんです。
像の周辺には、折り鶴を捧げていただけるよう折り鶴ブースが設置されています。折り鶴は日本の伝統的な文化であり、平和のシンボルと考えられます。佐々木禎子さんの死をきっかけに、折り鶴が平和と結びつけて考えられるようになりました。
「原爆の子の像」は、9メートルの高さで、頂上には折り鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち、平和な未来への夢を託しています。側面左右の二体は少年と少女で、明るい希望を象徴しています。像の下に置かれた石碑には、「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」という碑文が刻まれています。
広島県広島市中区中島町1