広島県広島市中区中町にある白神社境内には、原爆の被害に耐えたクスノキが立っています。このクスノキは、1945年8月広島市上空で炸裂した原子爆弾により、幹に亀裂が入り枝葉も吹き飛ばされ、熱線で焼かれましたが、奇跡的に再び新芽を芽吹いて生き延びました。
このクスノキは、被爆の傷跡を今なお残しており、原爆の痛々しい記憶を伝えています。白神社の境内にあるこのクスノキは、平和や再生のシンボルとして親しまれており、広島市の歴史的な重要性を示しています。
白神社自体も、原爆により一時焼失したが、現在は規模を縮小して再建されています。境内には、原爆の熱線により赤く変色した岩石や被爆した楠など、歴史的な検証にとても重要なものが残っています。
広島県広島市中区中町7-24 白神社内