広島県尾道市因島田熊町中区にある浄土寺は、真言宗寺院として知られています。この寺院は、鎌倉時代に重源上人が建立したと伝えられており、浄土堂と薬師堂が池をはさんで向かい合う珍しい配置をしています。
浄土堂は大仏様という建築技法で作られた貴重なお堂で、国宝に指定されています。堂内には、名仏師快慶作の国宝・阿弥陀三尊立像が安置されており、夕方になると西日が射し、床に反射して仏像が赤く染まるという美しい光景を見ることができます。
また、浄土寺裏山には約3,000株のあじさいが咲き、散策道を鮮やかに彩ります。四季によって様々な表情をみせるこの寺院は、訪れた人に幽玄な時間を演出してくれます。